西岡復帰

釣りは行く前の準備が一番楽しいとは良く聞く話。あれやこれやと妄想を膨らませる時が実際撃沈してしまう本番よりも…って感じでしょうか。

同じように最低グループ突破、何ならベスト４などと夢を膨らませた日本代表がチンチンにやられてしまい、早々に野球しか楽しみが無くなってしまいました。

スポーツ新聞や様々なブログでは不甲斐ない日本代表から本田やザッケローニまで叩く声が噴出してますね。

甘い…甘いんですよ。長年阪神ファンを続けていれば少々の事でびくともしない不動心が自然と見につくってものです。思えば２０年前はワールドカップ出場が悲願だった訳でしょ。ワールドカップの舞台に立てないまま志半ばで引退した数多くの選手がいるというのに、少し結果が出なかったからといって代表引退を軽々しく口にする選手さえチラホラ…

たわけ！

選手については一種の燃え尽き症候群かもしれませんが、我々ファンは良い夢を見させてもらったと思えるくらいの懐の深さを持ちたいものです。この２０年でオランダに２-２で引き分けたり、カメルーンやデンマークにワールドカップの舞台で勝利するまでに成長してるじゃないですか。次の２０年、どれだけ成長するか待ちましょうよ。中田が引退した時はこんな風に海外でやれる選手が出る事は無いかと思ってたら日本代表からマンUやインテル・ACミランに所属する選手が出ています。これから野球の田中や大谷、ゴルフの松山みたいな選手が出てくるでしょう。

思えば阪神も毎オフに外人全員総入れ替え、三番候補の左打者に四番候補の右打者。投手は先般と抑え。全て活躍すれば優勝もあるかも…なんて甘い思いはペナントで早々に粉砕され、オールスターまでに５割なんてささやかな希望さえ夢のまた夢と散っていた事を考えると、交流戦終わってちょうど５割。何とスタメンには二人の元メジャーリーガーがいて最多奪三振を狙える助っ人右腕が先般していると思えば何と恵まれた時代なのでしょうか！

さて目下のライバル(笑)中日と交流戦が終わって最初のカードを甲子園で戦うことになりましたが、今回の目玉として開幕カードで重症を追った西岡の復帰。是が非でも勝利を収めたいところですが終盤まで貧打戦と言うか投手戦と言うか判断に迷いますがロースコアの同点のまま進みます。肝心の西岡はというと無安打に終わりましたが打撃は特に問題なさそうな感じ。守備は多少固さも見えましたが無難にこなしていた所の９回、ついにエラーをしてしまいますがメッセンジャーが気合いで谷繁・小笠原を連続三振に切ってとります。

こうなれば四番から始まる９回裏、サヨナラの匂いがプンプン匂ってきたところであっさり三者凡退。そしてオ・スンファンがまたしても２アウトからルナに１発を喰らって勝ち越しを許してしまいますが、関本気合いのライト前で再び同点。勝負は１２回裏１アウト満塁で新井兄・上本の場面。あー岩瀬衰えたなーと思っていたらその岩瀬から前に飛ばない新井さん。メンタル弱すぎでしょ？毎年の護摩行って効果あるんすか？ゲッツービビって全くスイング出来てない挙げ句のボテボテピーゴロ。ファーストストライクの甘スラを仕留められなかった時点で知ってました。上本のファーストライナー。あれは新井さんのゲッツーって事にしときます。

あ～交流戦終わってもアカンわ～(涙)