今年こそVやねん(石直球)

阪神タイガースを応援しています


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レフトポールに始まりライトポールに終わる

兄より優れた弟などいない~はジャギ様の名セリフですが今日の甲子園にはいましたねの新井兄弟。


2回、先頭のゴメスが際どい所際どい所を見極め、引っかけないよう引っかけないよう逆方向逆方向の気持ちから四球をもぎ取ります。続くマートンも同様の意識が見えるも打ち取られてしまうのですが、続く新井兄。普通に引っ張って引っかけてサードゴロゲッツー(笑)


初回の亀井のソロ(あまりにメッセンジャーが調子良いからバッテリーが不用意すぎたましたね)が重くのし掛かる阪神打線は6回裏2アウトまで杉内の前に完璧に抑えられます。わずか1点、その1点がとてつもなくきく感じる杉内の絶対的な投球で交通事故的なホームランを期待した梅野も完璧に封じ込められ、まさかのノーヒットノーランがチラついた瞬間、メッセンジャーが杉内の甘めに入ったスライダーを捕らえます!あと20cmでホームランというシングルヒット。あと20cm…同点にさえなれば…という悔しさで悶絶していたところで上本がツーベースで続きます。あれよあれよと1打逆転の舞台が整い、それまで全く、本当に全く打てる感じのしない大和に代わって新井弟が打席に立ちます。


どうせ駄目かなあ…と思っていると外からアウトコース低めに入ってくるスライダーを逆らわずに右方向へ打ち返し逆転の2点タイムリー。杉内が厳しいコースに間違いなく投げてくると決めての見事なアウトロースライダー1本待ち。打ち返す場所まで決めていたかのナイスバッティング、アッパレ新井弟!


さて8回は福原が抑え、9回はオ・スンファンが順調に2アウトを奪い、明日の事を考え出していたら何と村田に代えて高橋由伸。村田も坂本も笑うような原采配。あんな事してたらチームがおかしくなってくるんや…何て思ってたらまさかまさかの真ん中高めのストレートを完璧にライトスタンドに運ばれてしまいます。インローに投げたストレートが指にかからず高めに抜けたとはいえ浜風の中あそこまで運ばれるとは…ってかあと1つくらいアウトきちんと取ってくれよの9回同点劇でした。

試合は延長に突入。西村・山口・マシソンを残した巨人に対して阪神は安藤・榎田・金田と吹けば吹き飛ぶ救援陣。全くポジティブなイメージを持てずの観戦でしたが11回表の榎田のナイスフィールディングや梅野のワンバウンドのボールを逆シングルで捌き盗塁を差すスーパープレイを見せるなど巨人の攻撃を凌ぎきります。


対して阪神の攻撃。11回の裏、無死から山口のインコースにくい込むストレートを今岡を彷彿とさせる捌きでレフト線の2塁打でチャンスメイクの上本。2番に入っている藤川は当然送りバントの構えをしますが何と原監督は藤川を敬遠。走者を3塁に進めさせず塁を埋めた状態で左の鳥谷・坂勝負に出ます。それに伴い外野の守備位置もかなりの前進守備とします。この守備位置で色気が出たのか鳥谷にバントさせず勝負させるのは仕方ないとしても三振は最悪。せめてボテボテの内野ゴロのゲッツー崩れで三塁へ走者を進めて欲しかった。


さらに次の打者坂に対して代打藤井。それに伴い投手も左の山口からマシソンへ。ここで伊藤隼太を出して欲しかったですが万が一の為に1人野手を残したかったのでしょう。そのまま打席に立った藤井は真ん中低め気味の一番ストレートが捕らえやすいコースのストレートを打つも詰まってのショートゴロゲッツー。今までありがとうございましたの結果となり最終回へ。


表の巨人の攻撃を金田の大リーグボール1球で井端からラッキーなゲッツーを取りまんまと負けを無くした阪神ですが、頼みのマートンが1球で内野ゴロアウト。続く今成がレフトポール際に2本際どい当たりを打ちますがファウルと亀井のナイスキャッチで2アウト。最後の打者福留。昨年のサヨナラ満塁ホームランの再現のレフトポール際の再現と期待していましたが、さすが巨人バッテリー、アウトコースには投げずにインコース勝負。それを見計らったかの一閃はライトポール直撃のサヨナラホームラン!カッパカッパと馬鹿にしていましたが、あの当たりは福留にしか打てません(阪神の左打者で)。まさに全盛期を彷彿とさせる弾丸ライナーでした。


思い返せば今日の全ての得点は2アウトランナー無しから。野球は2アウトからとは言いますが、一瞬の気のゆるみが生むのかどうかは分かりませんが、野球の怖さ・面白さを見れた今日のゲーム。今シーズンのベストゲームでしょう!


明日勝ってしまうと…えっと…日本シリーズの前売りってどこで買えるのかな?(笑)

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